生活習慣病の看護

看護する際の注意点やコツなどを具体的に紹介

糖尿病患者に接する看護師の条件

生活習慣病の一つである糖尿病は、看護師も外来や病棟でよく接する疾患の一つです。糖尿病だけでなく、時にはいくつもの病気の根底に糖尿病があるということも少なくありません。血糖コントロールは、合併症を悪化させないため、またいつまでも生活の質を保っていくために重要なことです。
血糖コントロールにおいては、日々の生活習慣、特に食生活や運動習慣を見直すことが大切です。糖尿病は始めはあまり症状がないため、疾患自体を軽くとらえている患者も少なくありません。そのため、根気よく指導することが重要です。
この指導を担うのが、医師や看護師、栄養士です。患者の生活習慣をとらえ、理解度に合わせて指導する必要があります。
この時に、重要な条件が一つあります。それは、看護師自体が体型を管理できているかということです。看護師も不規則な勤務が続いたり、ストレスで暴飲暴食をするということも少なくありません。忙しいので食べるのが趣味になり、太った看護師がいることも珍しくはありません。
しかし太っている看護師に、食事の指導をしてもらうと患者はどう感じるでしょうか。油物や甘いものを控えるように、一日のカロリーの目安は1500キロカロリーです、目標体重は50キロですと具体的に目標を出されても、なかなか説得力はないでしょう。
やはり看護師が食事や栄養指導を行う場合、自身もきちんとコントロールできていることが前提になります。それが患者の信頼感につながり、指導の際の説得力にもつながるといえます。


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